TensorBoard.dev は、無料で提供されている一般向けの TensorBoard サービスです。機械学習の実験をアップロードし、あらゆるユーザーと共有することができます。
このノートブックでは、簡単なモデルをトレーニングし、TensorBoard.dev にログをアップロードする方法を学習します。プレビュー
セットアップとインポート
このノートブックでは、バージョン 2.3.0
以降でのみ利用できる TensorBoard 機能を使用します。
import tensorflow as tf
import datetime
from tensorboard.plugins.hparams import api as hp
簡単なモデルのトレーニングと TensorBoard ログの作成
mnist = tf.keras.datasets.mnist
(x_train, y_train),(x_test, y_test) = mnist.load_data()
x_train, x_test = x_train / 255.0, x_test / 255.0
def create_model():
return tf.keras.models.Sequential([
tf.keras.layers.Flatten(input_shape=(28, 28)),
tf.keras.layers.Dense(512, activation='relu'),
tf.keras.layers.Dropout(0.2),
tf.keras.layers.Dense(10, activation='softmax')
])
TensorBoard ログは、トレーニング中に TensorBoard と ハイパーパラメータコールバック を Keras の Model.fit() に渡して作成します。作成後は、そのログを TensorBoard.dev にアップロードすることができます。
model = create_model()
model.compile(
optimizer='adam',
loss='sparse_categorical_crossentropy',
metrics=['accuracy'])
log_dir="logs/fit/" + datetime.datetime.now().strftime("%Y%m%d-%H%M%S")
tensorboard_callback = tf.keras.callbacks.TensorBoard(
log_dir=log_dir, histogram_freq=1)
hparams_callback = hp.KerasCallback(log_dir, {
'num_relu_units': 512,
'dropout': 0.2
})
model.fit(
x=x_train,
y=y_train,
epochs=5,
validation_data=(x_test, y_test),
callbacks=[tensorboard_callback, hparams_callback])
(Jupyter 限定)TensorBoard.dev の認証
Colab では、このステップは不要です。
このステップには、Jupyter の外部でシェルコンソールを使って認証する必要があります。ご利用のコンソールで、次のコマンドを実行してください。
tensorboard dev list
このフローの一環として、認証コードが提供されます。このコードは、サービス規約に同意する際に必要となります。
TensorBoard.dev へのアップロード
TensorBoard ログをアップロードすると、ほかの人に共有できる URL が提示されます。
アップロードした TensorBoards は一般に公開されるため、機密データはアップロードしないようにしてください。
logdir 全体のアップロードが完了すると、アップローダは終了します。(この動作は、--one_shot
フラグによって指定されています。)
!tensorboard dev upload --logdir ./logs \
--name "Simple experiment with MNIST" \
--description "Training results from https://colab.sandbox.google.com/github/tensorflow/tensorboard/blob/master/docs/tbdev_getting_started.ipynb" \
--one_shot
各アップロードには、一意の実験 ID があり、同じディレクトリで新しいアップロードを開始する場合には、新しい実験 ID が与えられます。アップロードしたすべての実験は、https://tensorboard.dev/experiments/ で表示できます。または、次のコマンドを使用して、ターミナルに実験を一覧表示することもできます。
tensorboard dev list
tensorboard dev list
TensorBoard.dev のスクリーンショット
https://tensorboard.dev/experiments/: に移動すると、次のように表示されます。
TensorBoard.dev で新しい実験に移動すると、次のように表示されます。
TensorBoard.dev 実験の削除
アップロード済みの実験を削除するには、delete
コマンドを使用して、削除する experiment_id
を指定します。上記のスクリーンショットでは、experiment_id は左下(w1lkBAOrR4eH35Y7Lg1DQQ
)に示されています。
# You must replace YOUR_EXPERIMENT_ID with the value output from the previous
# tensorboard `list` command or `upload` command. For example
# `tensorboard dev delete --experiment_id pQpJNh00RG2Lf1zOe9BrQA`
## !tensorboard dev delete --experiment_id YOUR_EXPERIMENT_ID_HERE